TOP WORK & PEOPLE エンジニアリング

現場への理解を軸に、生産設備の基盤を支え、
不織布技術の進化に貢献。

2020年 キャリア入社 エンジニアリング

  • Q担当業務を教えてください。

    主に生産設備の電気制御システムの設計、改造を担当しています。不織布の生産設備には多数のモータなどの機械要素が使用されており、新規設備導入や既存設備改造時は設備や製品に合わせてシステム設計、制御プログラムの作成を行っています。また、エンジニアリング部では画像検査システムも取り扱っており、最新の検査技術を調査、テストし、常に技術をアップデートしています。
    最近では、製造現場デジタル化の一環としてデータ分析プロジェクトに取り組んでいます。親会社であるフロイデンベルグにはデジタル技術の開発を専門に行っているグループ会社があり、協力して製造ラインのデータ分析を行うことで、これまで原因不明とされていた現象の原因解明などを進めています。

  • Q当社を選んだ理由を教えてください。

    以前の職場もメーカーでしたが、特定分野の製品を日本市場に限定して販売していたため、会社業績が日本の社会情勢に大きく左右されていました。そのためグローバルな市場を持ち、多種多様な製品を持つ企業の方が、より将来性があると考えていました。その中で、前職でも製品を使用しており、業界でも有名であった日本バイリーンが計測制御エンジニアを募集していると知り、注目しました。調べる中で、空調フィルタ以外にも、マスクや湿布の材料や自動車部品まで幅広い分野の製品を製造しており、さらに2016年からフロイデンベルググループの一員となったことで企業としての変化の最中であると感じ、入社を決めました。

  • Qこれまでの業務で印象に残っているエピソードを教えてください。

    入社3年目に、社内基幹システムを一斉更新する大規模プロジェクトに携わったことです。
    システム稼働前から事前に対策を進めていましたが、実際に新システム稼働が始まると、想定していなかったトラブルが多発しました。問題は早急に解決しなければ生産停止、出荷遅れに繋がるため、問題点の把握から暫定対策、恒久対策の検討までできるだけ速やかに行わなければならず、稼働開始から安定稼働に移る2,3ヶ月間で問題解決能力がかなり鍛えられたと思います。また、製造現場での個々のオペレーション一つ一つまで理解しなければ問題解決ができなかったため、工場全体の生産プロセスを把握することができる良い機会となりました。

  • Q当社の各種制度で利用したことがあるものを教えてください。

    フロイデンベルグが中国で開催している中堅社員向けのリーダーシップ研修に参加しました。
    この研修は、アジア圏内のグループ会社を対象としており、 数か月間、対面・オンラインを併用して実施されました。研修はすべて英語で行われ、チームワークや人材育成について学びました。 講義内ではロールプレイングやディスカッションが多く、英語が得意ではない自分にとってはかなりハードな内容でしたが、日本の同僚と日本語で行うと少し気恥ずかしさを感じるような内容でも、英語でなら気にせず行うことができました。最終日の夜は他の参加者と中国でカラオケに行きましたが、私の人生で最も盛り上がったカラオケでした。

  • Q今後の目標を教えてください。

    入社して5年が経過しましたが、不織布生産工程や生産機械に対する理解がまだまだ足りていないと感じています。
    実験結果や測定結果への考察を通して、より一層生産現場への理解を深めていくことが自身の目標であり、最も重要なことだと考えています。
    2025年5月からはScientific Innovator Projectとして、ドイツ・ワインハイムにあるフロイデンベルググループ会社に在籍しています。現在はグループ全体のデジタル技術開発を担う部署で、世界中の関連会社の技術を学びながら、データ分析や画像処理などの知識を深めています。
    今後は、日本バイリーンが持つ製造プロセスや技術への理解を深めつつ、プロジェクトマネジメントの経験を積みたいと考えています。
    2027年に帰国予定のため、その後もここでの経験を活かし、データドリブンなアプローチを社内に浸透させることで、より効率的で革新的な技術開発に貢献したいと思います。
    (※写真はドイツのフロイデンベルググループ会社での仕事の様子)

1日のスケジュール

SCHEDULE

8:30

【出社、測定データチェック】
生産ラインは24時間稼働しているため、夜間に測定されたデータからセンサの動作状況や異常データの有無等を確認します。

9:00

【最新生産データを用いたデータ
 分析、次のアクション検討】
生産ラインから取得した速度、温度、圧力などのデータを使って、生産状況を評価し、より効率的な生産を行うための改善策を検討します。

10:30

【報告資料作成】
データから得られた結果や知見を製造部含むその他の部署と共有するための資料を作成します。

12:00

【昼食(東京工場 食堂)】
エンジニアリング部では管理職含め同僚と一緒に食堂で昼食を取ります。

13:00

【メーカーと打合せ】
次のデータ分析に必要な新製品のセンサ導入に関して、センサメーカーの担当者と打合せを行います。

13:30

【新規設備に採用するPLCの
 通信テスト用プログラム作成】
生産設備と外部システムを接続し、データを収集するためのPLCプログラムを作成します。

16:00

【ドイツの同僚と打合せ】
外部システムとの通信方式の詳細や開発テストの進捗について、フロイデンベルグの同僚と打合せを行います。

17:00

【退社】
近くのスーパーで食材を購入して帰宅します。
妻も働いているため、夕食の準備をしながら帰りを待ちます。

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