入社後、約6年間は人事部で新卒採用や新入社員教育を担当していました。まさか、学生時代に参加していた会社説明会を自分で行うようになるとは、夢にも思いませんでした。
その後、現在の部署である経営企画部に異動しました。経営企画部では、中期事業計画の策定や進捗管理を通じて当社の戦略実行のサポートを行っています。また、親会社であるフロイデンベルグとの合弁会社に関する調整業務も担当し、双方の意見を調整しながら円滑なコミュニケーションのもと、良好な協力関係の構築に努めています。さらに、業務プロセスの効率化・自動化にも取り組んでおり、デジタルツールを活用し、生産性向上に取り組んでいます。

自社製品を通じて、顧客の課題解決に取り組みたいという思いがあり、ものづくりに携わるメーカーを中心に就職活動を行っていました。特に、ニッチな分野で強みを持つメーカーに魅力を感じていました。
就職活動を進める中で、当社の不織布に非常に興味を持ちました。それまで不織布について意識したことはありませんでしたが、多くの産業や私たちの身近な生活に欠かせない素材であることを知り、当社への興味が高まったことを覚えています。また、会社説明会では、当社の技術力の高さに感銘を受け、競争力のあるこの会社で働きたいと思い、当社を志望しました。

経営企画部に異動してすぐ、会社の基幹システム導入プロジェクトチームに加わりました。
このプロジェクトでは、ドイツフロイデンベルグのITチームと共に、プロセスの検証や各種設定など多岐にわたるタスクを英語で行う必要がありました。私は購買関係のチームを担当し、日本側とドイツ側の双方の調整を行いながらチームをリードする役割を担いました。
非常に骨の折れるプロジェクトでしたが、この経験は私にとって大きな財産となり、コミュニケーション能力やリーダーシップスキルの向上に繋がりました。また、プロジェクトを通じて得た知識やスキルは、その後の業務にも大いに役立っています。

入社6年目に、フロイデンベルグのアジア地域の社員を対象とした研修プログラムに参加しました。
この研修は、フロイデンベルググループ内の社員とネットワークを築く絶好の機会となった一方で、自身の英語力の課題にも気づかされる経験となりました。
これをきっかけに、より英語力向上の必要性を感じ、2020年には社内の公募型英語研修に参加しました。数ヶ月にわたる負荷の高い研修ではありましたが、研修終了後には英語力の向上を実感し、自身の業務の幅を広げることができました。

いくつかのプロジェクトを通じて、会社の多岐にわたる側面を深く理解する貴重な機会を得ました。この経験により、広範な視野を持つことができと感じています。また、各プロジェクトで直面した課題を解決する過程で、問題解決能力や柔軟な思考力が養われました。
今後は、変化するビジネス環境に柔軟に対応できるよう、新しい技術や知識を積極的に学び続けたいと思います。また、新たな知識の習得やこれまでの経験を活かし、自分のキャリアの柱となる専門性を築いていきたいと思います。